樋口尚文 著『テレビ・トラベラー』出版記念
以前 銀座シネパトスで
尊敬してる大好きな俳優
故 川谷拓三さん生誕70年記念映画祭に行ったんです!
『薄化粧』 五社監督 主演 緒方拳
『幕末青春グラフィティRonin坂本竜馬』 河合監督 主演 武田鉄矢
の二本立てに上映後
両作品に出演されていた竹中直人さんと
拓三さんの息子で役者の仁科くんとのトークショー
そしてトークショーの後は
三本目
『新・座頭市Ⅱ』 第5話~歌声が市を斬った~
1978年の連ドラです ^^
この作品を何と!16mmフィルムでの上映 @@
その後も再びトーク!そのトークショーでゲストに来ていたのが
映画批評家の樋口尚文さんだったんです
竹中さんと仁科くんの軽快なトークの合間に
絶妙なコメントや作品名が的確に挟まってくるんです!
会話の中で作品名が出てくると~すかさず
「それは1973年ですね~」 @@
何だこの人!!と釘づけにされた事を思い出します!
その後 フェイスブックをやり始め仁科くんと友達になると
この方はお知り合い?みたいなコメントが出る中に
樋口さんの名前を発見! 直ぐに友達リクエストを送りました!!
6月の『黒蜥蜴』を観て頂きました~そして
今回の『テレビ・トラベラー』出版記念トークイベントに
お邪魔させて頂いたんです ^^
場所は銀座シネパトス 晴海通りの下にある
趣のある飲み屋飲食店と仲良く空間を分け合っている
泥臭い大好きな空間にそれはあります!
映画を観ていると地下鉄の電車が通る音やら
晴海通りを通る救急車の音やら
天然な臨場感が場を盛り上げる
そんな町と一体化した懐かしい映画館!
トークショーは巨匠 鶴橋康夫監督とで
俺もお会いしたことはないんですが
もちろん有名な監督でドラマ界の歴史を作ってきた方ですからね
客席で何だかワクワクしてました~~@@;
監督と樋口さんとの馴れ初めもイイんですね~~!
まず書籍 『テレビ・トラベラー』 は樋口さんが
「キネマ旬報」に17年に渡って連載された
テレビドラマの批評を全300回を納めたものも他に
スピンオフとして他に寄稿したものも含まれています
その記事の中で一番多く登場したのが樋口さんにとって
最も大きな存在である鶴橋康夫監督なのです!
なのにお二人が初めて顔を合わせたのが
最近のこと その間に会う機会があった筈も
照れ屋の樋口さんは距離を置いていたんですね~
分かりますよね~その気持ち~憧れの方と会うと
何かが弾けそうで会いたい様な会いたくない様な~
喉から手が出る程お会いしたかったであろう方と
会えるのに会わない しかも手紙のやり取りだけで ^^
何とプラトニックなことよ!
樋口さんの人柄が垣間見た気がしました ^^
そして鶴橋監督の人柄も温かかったですね~
饒舌な様でそうじゃない会話の中に溢れるほどの情熱があり
会場を包み込む鶴橋マジック!
この後に28年前に鶴橋監督が撮った2時間テレビドラマ
『魔性』(浅丘ルリ子)をスクリーンで上映!!
見終わったあと~放心状態でしたね~感想を求められても
言葉が見つからないというか~まとまりません!
当時普通に平日に9時からお茶の間で放送してたと思うと
今は何なんだ!と呟いてしまうほど芸術性が高く
逆に言えば 今は規制が多すぎて作り手は難儀である事
その中でドラマ作りに愛を注いで来た方々に
愛を持って批評してきた樋口さんのエールとも言える文章は
作り手に勇気を与え 人を ドラマを育ててきたんだなと
会場にいながら そんな事を感じ 考えていました!
出版イベントの枠を超えた濃密な時間!
物作りが大好きな職人が会場に集まったのも
樋口さんのドラマに対する愛~それを感じる方たちの愛!
鶴橋監督を筆頭に感謝の気持ちが充満した
銀座シネパトス ^^
見ていて羨ましくて嫉妬してしまいました ^^;;
サイン入りの初版『テレビ・トラベラー』 宝です!!
この本は 必見です! 特に物作りを生業にしてる方は ^^
イベント終了後 会場に来ていたお世話になっている
テレビ朝日の今木さんと久し振りの再会 ^^
そして
樋口さんに声を掛けさせて頂き初めてのご挨拶も
物静かな樋口さんの佇まいに自分の緊張が解れていくのが分かり
何とも ニコニコ ^^ になりました ^^
Love&Peace★KINYA
by kikuchi-kinya | 2012-07-01 16:18