入ったファーストフードのお店は高齢者でごった返してて…見慣れない光景に一瞬たじろぐが何だか微笑ましい。
土地柄なのだろうが高齢者の方々皆んなお喋りを楽しんでて、ここは養老院か!?錯覚を覚えるのも、よく身内のそれに行くからだ。
店員がオーダーされた食べ物を運びながら連呼する。
「チェダーチーズソース!チェダーチーズソース!のお客様!」
返事がない。
声が大きくなる。
「チェダーチーズソース!!チェダーチーズソース!!のお客様〜!!」
尚も返事がない。
声は叫びに変わる。
「チェダーチーズソース!!!チェダーチーズソースを御注文のお客様はいらっしゃいませんか!!!???」
それでも返事がない。
店員は高齢者一人一人に声を掛けてやっと注文した方を見つけカウンターに入り…そう耳が遠いお客様が多いので他の店舗より体力を使うのだ。
しかも店員も他の店舗より年齢層が高い…それでも時給は同じ…ご苦労様です。
そんな光景を見ながらホットコーヒーを飲み、考え事すること暫し。
俺が注文したレタスドックが待てど暮らせど来ない。
あれ?呼ばれたか!?
考え事してて先輩方と同じ状態になってたかもと恐る恐る店員さんに聞いてみたら…忘れてたようだ…。
仕様がない。店員さんも大変だもの。
「申し訳ありません!大変お待たせ致しました!!」
運ばれてきたトレーの上には入れたばかりのホットコーヒーとレタスがびっしり入ったレタスドックが!
笑顔で「ありがとうございます。」
でも、やっぱり店員さんの声は大きかった。
そしてチェダーチーズソースが頭から離れない。。。
そんな昼下がりの出来事でした。
きんや。
.